デッドアップルを見て【プチ漫画】
文豪ストレイドッグス 文スト デッドアップル今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2022 hit
最高ランク : 9 , 更新:
見ての通りネタバレです。
映画を見ていない方はご縁了願いたいと思おます。
映画を見て、色々有耶無耶で終わったので澁澤さんについて色々考えてみた結果生まれた妄想…。解釈をしました。
ご本家様とはご関係がありませぬのでそこの所よろしくお願いします。
澁澤龍彦ではなく【ドラコニア・ルーム】のハナシ。
今回の映画は【異能力】とは何か、の答えの橋渡しになる話だったと思います。
今までずっと謎の力だった【異能力】。宿主とは別の意識があり、実態を持たず、宿主の血縁者にだけある条件下のもと譲渡できる【異能力】。
自分が澁澤龍彦本人ではないと気づかなかった【異能力】は、勘違いしながらも中島敦に執着してたのを、それは澁澤龍彦が執着していたから宿主の希望を叶えようとしたと最初は思ったんだけど、後から考えるとふと「異能力って生きているのかな」と思ったんです。
身体はないし明確な意識もないけど、
《ドラコニア・ルーム》は宿主が死んでも存在し続けた死んだことに気が付かないのような亡霊だったわけで。
そんな中、「生きたい」と足掻く少年を見て「生」そのものに惹かれたのなら。と思いました。
自分が《異能力》となんとなく悟っていたから、多くの異能力と宿主を戦わせて、でも多々の無機物になった【異能力】には関心を示さなくて。その結果にどこか絶望していて。
中島敦に惹かれたのは澁澤龍彦かドラコニア・ルームか。あるいは両方であって、それぞれ別のナニカに惹かれたのか。
詰まるところ、自分にはない《生きていること》に惹かれた、取り残された亡霊の話だったのかなって思いました。